お子さんが、不登校になった時に
“親しい友だちがいるかどうか?”
これはとても大切な要素です。
親しい友だちがいることは、お子さんにとって砂漠のオアシスのようなもので、日々の暮らしが全然違います。
子どもにとって友だちとの関わりは心の栄養です。
不登校になったとしても友だちとの時間は、意図的にでも確保したいところです。
もし相手のおうちの方と連絡が取れるなら、現状をお伝えください。
あくまでも現状を伝えるだけにとどめてください。
支援をお願いしない方がいいです。
お友だちとは、対等な関係でないと意味がないからです。
特にお友だちに学校へのお迎えをお願いするなどは、しない方がいいです。
これは子どもさんにとっては負担になるからです。
またお友だちが自発的に迎えに来てくれたりすることがあるかもしれません。
これはありがたいことではあるのですがもしお子さんが誘いを断ると、お友だちは、
「断られた」
とショックを受け、その後、友人関係がおかしくなったりします。
そんな時は、親御さんの方でお友だちに感謝の気持ちとともに、今の現状など説明して
「元気になったらまたお願いしたい。」
など声をかけておきたいところです。
自然に友だち関係が続くのが理想的ですので、親御さんの方では最低限のフォローだけで。
お子さんの様子次第ですが、ある程度お友だちと疎遠になるのは仕方のないことですが、良い関係で置いておきたいところです。
またもし不登校になった時点で、一人も友だちがいないようなら、根本的にお子さんのコミュニケーションを点検した方がいいです。
(友だちは、同じ学校でなくてもいいですし同年代でなくてもいいです。)
もしかしたらお子さんのまわりに、いじめやなんらかの重大な問題があるかもしれません。
または、お子さんのコミュニケーション能力に何かあるかもしれません。
その上で必要な対策を立ててください。
この場合は学校に行くことより先に
“なぜ友だちがいないのか?”
整理します。
学校に行くか行かないかは、このことに目処が立ってからです。
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