思春期の子どもさんに
「うざっ」
「きもっ」
「だるっ」
なんて言わたらちょっとムカつきます。
しかしここで応戦すると言い合いになります。
ぐっと我慢
もし頻繁に言われるようならお子さんとの関係を見直してみましょう。
親子の関わりには、大きく分けると
- 『親主導』
- 『子ども主導』
があります。
『親主導』は、親が子どもに必要だと思うものを提供していく関わり
『子ども主導』は、子どもが望んだことに親が答えていく関わり
子どもさんが小さいときは、親が主導になります。
子どもの安全を守り、大切に育てていく。
しかし子どもが成長するにつれて、『親主導』の割合は減っていき、『子ども主導』が主になっていく。
そうやって子どもは、大人になっていきます。
子どもが
「うざっ」
と言うときは、
意識的に『親主導』を引っ込め、『子ども主導』を意識してみましょう。
『親主導』⇒『子ども主導』
親「ここに黒いシャツ置いとくよ」
子「うん」
↓↓
子「ママ~黒いシャツどこ?」
親「ここに置いてる!」
子「ありがとう」
親「ラーメンでも行かない?」
子「うん」
↓↓
子「パパ、ラーメン食べに行きたい!」
親「いいよ。どこの?」
子「やった!!〇〇亭がいい!」
親「サッカー習ってみようか?」
子「うん」
↓↓
子「サッカー習いたい!!!」
親「見学行ってみようか。」
子「楽しみ!!」
親子のかかわりのきっかけを子どもからに変えてみるのです。
(子どもの衣食住など必要なことは別とします。)
子どもは、階段を上るみたいに急に成長し、自立に向かうときがあります。
私たち親は、いつまでも我が子は幼いままの手のかかる子どもだと思う。
いつまでも親が子どものために何かしてあげないといけないと思う。
しかし
「うざっ」
なのです。
少し寂しいような気がします
しかしこのまま直線的に子どもが親から離れていくことはありません。
何かの拍子にまた親に近づいてくる。
そして落ち着けばまた
「うざっ」
といって離れていく。
こんなことを繰り返し
親から離れていくのです。
「うざっ」
「きもっ」
「だるっ」
『親主導』⇒『子ども主導』への切り替えの合図です。
そしてそれは自立への道でもあります。