その場にいながら、ストレスを解消しているのです。
前回の「不登校と金髪」では髪の毛は子どもの領域なので、お子さんの意志を尊重してほしいとお伝えしました。
さて今日は『抜毛(毛をぬく)』について。
ストレスで、自分の髪の毛や眉毛を抜く行為を『抜毛(毛をぬく)』といいます。
ひどいと抜きすぎて毛が薄くなったりします。
眉毛を自分で抜いて片方なくなっているというお子さんもあります。
さてこの『抜毛(毛をぬく)』行為もお子さんの意思を尊重するのでしょうか?
答えは「イエス」です。
この『抜毛(毛をぬく)』行為は、お子さんが逃げ場のないストレスをその場で自分の体で、必死に治めるためにしています。
ストレスが、毛を抜くときの“ちくっ”とする痛みに置き換わるのです。
その場で何も使わずに気がまぎれるのです。
もし『抜毛(毛をぬく)』行為を止めると、そのストレスはお子さんの心に強いダメージを与えます。
ですので『抜毛(毛をぬく)』をやめさせるのではなく、その原因のストレスを何とかしましょう。
大人は、お子さんと一緒にそのストレスを探してください。
それをお子さんと話し合い
- ストレスを除去するなり
- 軽減するなり
対応してあげてください。
放っておくと『抜毛(毛をぬく)』行為自体が、お子さんの生活にとってなくてはならないものになってしまいます。
早めの対応をお勧めします。
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