新奇性追求 新しい環境を求める性質
桜が満開ですね。
そろそろ新学期でしょうか。
さてこの新学期ですが、
新しいクラスでの、
- 色々な決め事
そして
- 友だち関係
のことを考えると、大人としては行っておいた方がいいと考えます。
ですから、お子さんの状況によりますが
「多少無理してでも!」
と思うのです。
でもそもそも、新しい環境が苦手なお子さんがいます。
それは遺伝子が関係しているそうです。
新しい環境を求める性質のことを『新奇性追求』と言います。
これは、ある遺伝子の組み合わせをたくさん持っているほど(7個以上)新奇性追求が高いとなる。
- 新しいものが好き!
- 冒険好き!
- 時には危険なものにも惹かれる。
- 新しい集団こそテンションが上がる!
- 知らないことにワクワクする。
新しい環境を楽しむことができるお子さんです。
反対にこの遺伝子の組み合わせが少ないお子さんは、新しい環境が苦手というわけです。
そもそも日本人は圧倒的にこちらが多いようですが、不登校や学校がしんどいお子さんにも多いようです。
- 新学期の何日も前から憂鬱。
- 不安だなあ。
- どんなクラスかなあ
- どんな先生かなあ
- 友だち出来るかな
- トイレは近くにあるかなあ
こちらの新しい環境に弱いお子さんは、無理強いせず一つずつ確認しながら丁寧に進める必要があります。
不安については、聞いてあげるしかないと思います。
- 「そんなこと考えても仕方ないよ」
- 「なるようになるから」
何て言わないで
- 「そうだね~。誰と一緒ならいいの?」
- 「ドキドキするネ。優しい先生ならいいね。」
受け止めてあげてください。
「トイレは、各階にあるから、それは心配しないで大丈夫だよ」
常識の範囲などで簡単に解決できる内容については、解決してあげてください。
そして、新学期が始まってしばらくは休息を大切に。
休みの日は、気晴らしにどこかへ出かけるというより、“近場でまったり”というほうが良さそうです。
慣れれば普通に過ごせますので、無理せずにゆっくり環境に慣れればいいのです。
5月のゴールデンウィークを超えると一安心という感じです。
お子さん自身でも
- 自分は新しい環境に弱いけど、1か月ぐらいでなれるから大丈夫。
- 無理せずゆっくりやろう
- 早めに寝よう
- 日曜はゆっくりしよう
って感じで今までに経験をめどにしながら、コントロールできるようになるといいと思います。
なんと言っても遺伝子が原因ですから、根本的には変えられません。
それから、新奇性追求が高くても低くても、どちらのタイプが優れているということではないのです。
新規性追求の高いお子さんは
- 新しい場で落ち着きなく動いて
- トラブルになったり
- 好奇心が旺盛すぎて迷子になったり
- 大きなケガをしたり・・・。
そちらはそちらで困ったことがあります。
タイプにより新しい環境は、いろいろ事件がありますね。
大人も子どもも、休息しながらいきましょうー
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