登校刺激とは
不登校のお子さんを、親や教師が、学校に行くように(来るように)誘うこと
不登校のお子さんに、登校刺激を
- していいか?
- しないほうがいいのか?
これはよくお尋ねになられる内容です。
私がお伝えしていますのは
お子さんの心が“どのくらい元気か”
によるということです。
ある程度元気ならば、私は、登校刺激はしてもいいとお答えします。
登校刺激の仕方
確認しておきたいことは、するのは登校の『刺激』。
登校刺激を受けて、学校に行くかどうかは“お子さんに決定権がある”ということを、忘れないでください。
お子さんに決定権がないのなら、それは、登校の強制になります。
登校を強制すると、必ず反動が来ます。
やめた方がいい。
また無言の圧力をかけるのも同じことです。
するのは、単なる『刺激』まで。
お子さんに決定権があることは、お子さんにも説明しておいてください。
そして登校刺激をしたら、お子さんの反応をよくよく観察してください。
激しい拒否が有れば、すぐに登校刺激をやめましょう。
まだ時期ではないということです。
時期を見て再チャレンジとなります。
先生のする登校刺激
さてこの登校刺激ですが、先生主導でされることもあります。
先生が勝手にしていることもありますが、親御さんとしては、先生を信頼され、任せる場合もあります。
また先生にご家庭から依頼されることもあるでしょう。
私は、登校刺激は“先生”と“ご家庭”が相談して進めてもらうようにお願いしています。
先生が主導権を握った登校刺激はトラブルになることが多いです。
先生の登校刺激のタイミングがずれると、ご家庭にすれば、登校刺激がないから
「先生に見捨てられた。」
となりますし
登校刺激が多すぎると
「先生が熱心すぎてしんどい」
となります。
ですがお子さんは、学校に来ていないわけですから、先生には、お子さんの様子がわからない。
先生は、学校側のタイミングで
(例えば遠足といった学校の行事などで)
登校刺激をしてくることになります。
そうすると
「こんな状況で遠足なんか行けるわけない!!!」
「誘ってくれれば行けたかもしれないのに・・・。」
なんてことになりがち。
登校刺激は、お子さんの閉じた心をノックする貴重な機会です。
- タイミングよく
- 丁寧に
- 礼儀正しく
してほしいのです。
2へ続く
その他関連記事