不登校と登校刺激 その2

さて前回は、登校刺激をするにあたって、注意することを書きました。
 その前に考えておいてほしいことがあります。
不登校はいろいろ原因があると思いますが、大きく捉えると学校がお子さんにフィットしていないということです。
 
お子さんはそれを肌で感じたのです。
だから行かない。
もし登校刺激をして学校に戻ってもそのフィットしない何かがあれば同じことの繰り返しになるかもしれません。
 
それは再びお子さんの心を深く傷つけることになり、大きく失望させてしまいます。
 次の登校はさらに難しくなります。
ですから登校刺激の前に何かしら調整をしないといけない。
調整には2つの視点があります。
  1. 【学校側】学校がお子さんを受け入れるために、なんらかの策を講じている。
    それを親御さんの目から見て(学校はいろいろ考えてくれているなあ)と思う。
  2. 【お子さん側】お子さん自身が学校に行かなくなった理由を理解している。
    そして
    その対処方法を自分で考えている
1または2であれば登校刺激をすすめてください。
そして登校したら、振り返ります。
その調整は、
  • 良かった
  • 悪かった
  • もっとこうしたらいい
といったことを
  • 親御さん
  • 先生
  • お子さん
で話し合い、さらにお子さんに合うように調整できるといい。
トライ アンド エラー です。
どんなことも一発でピッタリなんてことはありません。
さて余談・・。
シンデレラのお話から。
シンデレラのお姉さんは足が大きくてガラスの靴が履けなかった。
だから足を小さくするため足を切る。
 
 
(もしかしたら今の絵本では残酷なのでカットされているエピソードかもしれません。)
シンデレラのお姉さんはそこまでして王子様と結婚したかったんでしょう。
 
お姉さんが望んだことならいいのかもしれませんが、決してお子さんにはこのようなことをさせてはいけません。
 
学校はそこまでして行くところではありません

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