宗教に頼るとき(奈良の地から思う)

 

お子さんが不登校などで苦しい状況の中、その親御さんが宗教と接触されることは、時々あります。

 

 

私は宗教には一目置いています。

なぜかというと不登校のお子さんと関わらせていただいていると時々不思議なめぐり合わせに驚くことがあるからです。

 

 

例えば・・・。

不登校のお子さんが気晴らしにと出かけた県外で、偶然クラスメートに出会い、その後、その子がうまく誘ってくれて教室に行くきっかけになるとか。

 

 

不登校のお子さんが学校に入れないで校門で固まっていると、そのお子さんが最も信頼している先生が、通りがかり、思わず先生に抱きつき、そのまま学校に入るということなったもありました。

これもその先生は、授業中にもかかわらず、ある事情で偶然通りがかったということです。

 

この2件は、このタイミングの良い偶然によって、お子さんの背中をドンと押す形になりました。

 

 

こういう偶然があると

「神様っているのかなあ」

と感じます。

 

 

ですので私は、親御さんたちが、神様の力というか宗教の力を借りられることは、一つの方法だと考えます。

 

 

宗教 とは一般に、人間の力や自然の力を超えた存在への信仰を主体とする思想体系、観念体系(ウイキペディア)だそうです。

 

確かに

学校も

受験も

教科書も

宿題も

人間が勝手に作ったものです。

 

それを

できた

できない

何点

いい

悪い

という人間の枠組みの中での考えているのです。

 

 

“人間の力を超えた宗教は私たちの何を伝えてくれるのか“

むしろ興味深いところです。

 

 

ただ宗教などで相談をされた後、びっくりするぐらい高い金額を請求されたというお話をお聞きすることがあります。

 

 

どんなことも費用が発生するのは当然の事です。そして質のいいものを手に入れるにはある程度の費用は必要です。

 

 

しかし限度があります。

最近奈良市で起きた宗教の献金がきっかけになった大きな事件。

詳しく知れば知るほど悔しい思いが込み上げます。

 

 

不登校などで悩まれる親御さんがもし宗教やそれに似たような(カリスマ不登校カウンセリングとか3回で不登校直しますというような)相談を受ける時は十分注意していただきたいです。

 

ポイントは、2つ。

①相場とかけ離れていないか

例えば相談でしたら一時間につき、1から2万円が相場です。それ以上の金額でしたら一旦立ち止まってください。相場はネットで調べたりや信頼できる方に聞いたりして広く集めましょう。

 

②料金体制が明確か

具体的な値段がきちんと表示されているか。

料金表が確認できるか。

「あなただから安くしてあげる」

と言われてはっきり金額が示されず、後で法外な金額を請求されることは大いにあります。

曖昧さがあるのは危険な証拠です。

 

 

 

 

渦の中に巻き込まれると正しい判断ができなくなることがあります。

どうか渦に入る前に覚えておいてください。