”わが子といるのがしんどい”
”そんな自分は親失格”
”自分の子を受け入れられないなんて私はおかしい”
このような思いを持たれている方は案外多くいらっしゃるのではないでしょうか?
人には得意と不得意があります。
お子さんとのかかわりが得意でないという親御さんがいらっしゃることは、当然のことです。
そのことで“ご自身がおかしい”とか“親失格”なんてことは決してありません。
ただ不得意であることを自覚され何かしらの“手だて”を考えるといいのです。
一緒にいやいやながら長時間お子さんと過ごすことは、むしろお子さんの心を傷つけることになるかもしれません。
それよりも親御さんがしんどくならない時間の中でお子さんと過ごす方がいいです。
長期休みなどでお子さんとの時間が長くなり、“しんどくなる”と予想されれば、お子さんと離れる休憩の時間を挟むようにしてください。
コツは
- 優先して
- 計画的に
- 一日の途中で
休憩時間を挟むことです。
お子さんの年齢によりますが、ただ単に休憩タイムでもいいですし、お子さんに習い事をしてもらったり、ベビーシッターや子育て支援を利用したりするのもいいですね。
私は夏休みなど子どもと長くいる時は、家にいるより外出した方が気が楽でした。
それで 大型ショッピングモールの映画館をよく利用していました。
一緒に映画を見ることもありましたし、私だけ映画を見ながら爆睡することもありました。
また年齢が大きくなれば、席まで座らせて、私は退席して買い物をしていることもしました。
多少お金はかかりますが、親の心の安定は大切なことです。
また今のしんどさは、ずっとは続きません。
はっきり覚えているのですが長男が中学生で、次男が小学生の高学年のある日曜日、2人が朝からばたばた用意してでかけようとします。
二人ともが何かしらの用事があるようです。
「あれ?もしかして今日お母さんに誰も用事ないの?」
「お母さん、好きなこと、してもいいかな?」
となった日があります。
その日からぱたりと母親業が減りました。
こんなに突然、前触れもなく来るのかとびっくりしました。
子どもの成長はすさまじいのです。
ただもし
- 子どもといると涙が出てくるほどつらい
- 子どもを許せないと思っている
- 子どもに対して厳しい態度をとり、またきつい言葉を言ってしまう
- そんな自分をコントロールできない
ようでしたらカウンセリングなどをお頼りいただきたい。
過去の心の傷が反応しているかもしれません。
心を整理してみると驚くほど楽になることがあります。
※行政に頼めば「レスパイトケア」といって親御さんの休憩をために、お子さんを一時的に預かる福祉サービスがあります。