3学期が始まって1週間ほど経ちました。
登校・登園が安定しないお子さんをお持ちの親御さんにとっては、色々思い悩まれる時期だったかもしれません。
もしうまく登校・登園の波に乗れなかったら
もしかしたら落胆の気持ちをお持ちかもしれません。
実は3学期から
「心機一転、学校に登校する。」
というのは、原因が主にクラスにあるという場合などでは、難しいと思っています。
1学期や2学期であればクラスは、まだ出来上がっていない。
まだ未知数なところも多い分、期待を持てる。
そして大きな行事もあり、クラスを動かす要素は色々ある。
しかし3学期は、まとめの時期。
先生も子どもたちもゴールに向かって走っていくというイメージになります。
人間関係も
- しっかりと
- がっちりと
出来上がっています。
そしてそこで担任が
- どういう動きをするのか
もお子さんは分かっている。
お子さんの目から、このクラスや先生がどう見えているかの判断次第では、
「3学期に頑張っていこう」
という気持ちにはならないことは当たり前の判断です。
さらにそもそも冬は、太陽の日照時間が減り、気持ちが鬱々とします。
(詳しくはセロトニン~晩秋になるとなぜか物悲しいをお読みください。)
その性質の顕著にある人は10%ともいわれています。
そういった中で“3学期から前向きに“というのは難しい時期ではあるのです。
「じゃあ何もしないでいいか」
「もう次の学年に期待をしてこの学年は切り捨ててしまおう。」
というのは、もったいない。
お子さんにとって大切な時間です。
できればどんなことでもいいのですが、学校等とつながっておくことをお勧めします。
(トラブルが解消されていないならよく精査ください。)
- クラス
- 先生
- 学校 ・・・etc.
- 無理なく
- 些細なことでも
- 短時間でも
できることをされてください。
例えば
“学校の課題にチャレンジする“
といったことでもいいのです。
何かしらのつながりは持たれておくほうがいい。
そして並行して家では
- できること
- 楽しいこと
- 笑えること
- 集中すること
- 勇気のいること
- 新しいこと
・・・etc
- ひとつづつ
- 少しづつ
増やしていきましょう。
お子さんの心を大切に考えながらであれば、
- すべての体験、活動
は、お子さんの心の栄養になり生きる糧になります。
私の相談室の隣の公園。
春になると桜が美しいのです。
しかし1月の今日、そんな桜の木は、花も葉も全て落ちてしまっています。
でもよく見ると“花の芽“がついている。
昨年に花が散ってから人知れず、準備をしていたのです。
お子さんも今はそういう時期なのかもしれません。
楽しみながら春を待ちたいと思います。