ドラマ「リエゾン~子どものこころ診療所~」から
親「もう少し離れて」
子「もう少しって何センチ?」
親「20センチメートル」
リエゾン~子どものこころ診療所~というドラマのワンシーンです。
発達障害のお子さんとの関わり方を母親が診察室で練習しています。
あいまいな表現で言うと発達障害のお子さんには、わかりにくい。
ですのでこのように具体的に伝えていくわけです。
- 「もう少し」
- 「もうちょっと」
- 「あれ」
- 「それ」
- 「適当に」
- 「多めに」
- 「いつでもいいから」
- 「大体で」
このようなあいまいな表現は、社会にあふれています。
特に日本人は、好んで使います。
奥ゆかしさではあるのですが、しかし突き詰めると???ですよね。
このような表現は、発達障害であろうがなかろうがそもそも混乱のもとになります。
私自身、料理をし始めの時にレシピ本を見て
「塩少々ってどのくらいだろう?」
と思ったことがあります。
今は、塩をどれくらいいれるとどのくらいの塩味がするっていうことが感覚的にわかっています。
しかし料理初心者の当時の私は、それがわからない。
具体的に、0・1グラムとか小さじ5分の1とかでも書いてくれる方が親切だと言えます。
ちょっと待ってね。
↓
5分待ってね。
あれとって
↓
棚の上にある赤い箱を取ってください。
誰かに説明するときに相手に合わせてわかりやすい言葉で言う。
それはごくごく当たり前のことです。
誰もが生きやすい社会は、一人一人の優しさが作ります。
ユニバーサル社会ー誰もが生きやすい社会
目指したいです。