文部科学省では、永岡文部科学大臣の下、
「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策」(COCOLO プラン)
を取りまとめました。令和5年3月31日
内容は大きく3つ
- 不登校の児童生徒全ての学びの場を確保し、学びたいと思った時に学べる環境を整える
- 心の小さなSOSを見逃さず、「チーム学校」で支援する
- 学校の風土の「見える化」を通して、学校を「みんなが安心して学べる」場所にする
ここに書かれていることがすぐに実行されれば、お子さんにとって利益は大きいです。
しかし
文章の文末は
- 望まれる
- 期待する
- 追って通知する
といったあいまいな表現が多用されています。
確かにプランの段階です。
でも基本的にはいいことが書かれています。
親御さんには、ご一読いただきたい。
こういう文書は、学校との交渉で強い味方になります。
例えば
赤字はCOCOLO プランからの引用です。
別室登校について
各学校において、支援スタッフ等の活用や学校ボランティア 等の協力も得つつ、空き教室や空いているスペースを利用する等して、こ うした機能を有する校内教育支援センター(スペシャルサポートルーム 等)を設置することが望まれる・・・
ICTを利用した家庭学習について
自宅等において ICT 等を活用した学習活動につい ては、可能な限り、指導要録上出席扱いとする・・・
いじめや教員の不適切な言動や指導などによる不登校について
適切な 教育的配慮の下に学級替えや転校の措置を活用することも可能・・・
といった記載があります。
もしこういうケースで学校に交渉するときは、
「先生もご存じの通りCOCOLO プランでは、こう書いています。」
といって話を進めてみてください。
現文部科学大臣が3月にだした方針です。
学校も立ち止まってくれると信じたい。
文部科学省HP「誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策」(COCOLO プラン)