子どもに理由なく怒りやイライラといったマイナスの感情をぶつけられることは、よくあることです。
AIには感情はない
感情は、私たち人間が豊かな人生を過ごす上で、とても大切なものです。
感情の代表的なものは、
- 喜び
- 悲しみ
- 怒り
- 諦め
- 驚き
- 嫌悪
- 恐怖
があります。
さらに組み合せにより複雑な感情も存在します。
AIには、感情がありません。
人間以外の動物にも、感情のようなものはありますが、人間ほど多彩では、ありません。
感情は、人間の生きる意味そのものであると言えると思います。
ただ感情のままに生きていては、集団生活の中では、いろいろなトラブルを起こしやすい。
特に怒り、諦め、嫌悪、恐怖といったマイナスの感情は、取り扱いが難しい。
大人でも怒りの感情の出し方を間違えて失職する人がいますよね。
感情の出し方は、コントロールすることが必要です。
これは、簡単なことではない。
練習が必要です。
- 日々いろんなことにチャレンジして
- 人と関わり
- もめたり
- 仲直りしたり
- スルーしたり・・・。
自分で感情をコントロールする方法を獲得するしかありません。
八つ当たりって?
八つ当たりは、怒りの感情をうまく処理できずに、関係のないところにぶつけたものです。
そのこと自体はいいことではありません。
でも一番身近で許してもらえる親に八つ当たりするのは賢明な判断とも言えます。
本来は八つ当たりをすると、困ったことが起こりますから。
親からすれば八つ当たりされると腹が立ちます。
子どもが大きくなってくると、親の痛いところをついてきたりして、そのやり取りに不意に涙がこぼれるほどの時もあります。
しかしお子さんは試行錯誤の途中。
感情をコントロールすることが、できるようになるためには必要な道筋です。
「八つ当たりしちゃったけど、ママ悲しそうだったなあ」
「あの時はどうして親とあんなに揉めたのだろう?」
「お母さんにしか私の本音は言えないから・・・。」
「ちゃんとわかっているのに、パパは、あんなこというから!!!」
後々振り返れば、すべて子どもさんの学びの材料だったことがわかります。
親の役割と開き直って、お子さんの成長を待つしかない。
サンドバックにあえてなりましょう。
正しい八つ当たりのされ方
- 八つ当たりがはじまったら「これは八つ当たりだ。」と心の中でご自分に言い聞かせてください。
- 子どもの言ってくることで、受け止められることは受け止めてあげてください。八つ当たりについては正論で返したり、間違いを指摘すると長引くだけ。イメージは子どもの言ったことをただ受け止め、まな板に載せる感じ。切ったり、下味をつけたり、火に油を注いだりしない。子どもの八つ当たりだけがまな板にポツンと載る感じ。
- 腹が立てば腹が立っていい、悲しければ悲しんでください。
- 子どもの八つ当たりが収まれば、しばし休憩です。ご自身をねぎらってあげてください。
受け止めてはいけない八つ当たり
●子どもさんが八つ当たりをする原因となったものは、正当なものでしょうか。もしいじめや理不尽な出来事があるようでしたら、早急に対処しましょう。
●八つ当たりの範囲を超えて、暴力やひどい暴言は、拒否してください。
まとめ(^_-)-☆
八つ当たりできる親子関係は、お子さんにとってはありがたいものです。
嫌われたり、見捨てられないと思っているから。
絶対的な信頼感の裏返しです。